呼吸が浅いと体は休めない― 肩こりや疲れが抜けにくい人に共通する体の状態 ―

こんにちは。

リハビリ整体サロンKOKOJIの森田です。

2月は「足裏センサー」というテーマで、体のバランスを支える足裏の感覚についてお話ししてきました。

足裏の感覚が整うと、体の力みが少しずつ抜けていく。

実際に施術をしていても、足元が安定してくると肩や首の緊張が変わる方は少なくありません。

体はそれぞれのパーツが独立しているわけではなく、全体がつながって働いています。

そして3月は、そのつながりの中でも特に大切なテーマを扱います。

それが 「呼吸」 です。

呼吸は当たり前のように行っているものですが、体の状態を大きく左右する重要な働きを持っています。

呼吸は無意識に行われている

普段、呼吸を意識することはあまりないと思います。

息を吸う。

息を吐く。

この動きは、寝ているときでも自然に続いています。

呼吸は、自律神経によって自動的にコントロールされているからです。

自律神経は、体を活動させる「交感神経」と、体を休ませる「副交感神経」のバランスで働いています。

このバランスが整っていると、体は必要なときに動き、必要なときに休むことができます。

しかし、呼吸が浅くなるとこのバランスが崩れやすくなります。

呼吸が浅いと体は緊張する

呼吸が浅くなると、体は無意識に緊張しやすくなります。

特に肩や首の筋肉が働きすぎるようになります。

本来、呼吸の主役は 横隔膜 という筋肉です。

横隔膜が上下に動くことで肺が膨らみ、空気が出入りします。

ところが、呼吸が浅くなると横隔膜がうまく動かなくなります。

その代わりに、首や肩の筋肉が呼吸を助けるようになります。

するとどうなるか。

呼吸をするたびに、肩や首の筋肉が働くことになります。

これが続くと、肩こりや首こりが起こりやすくなります。

呼吸の問題が、体のコリとして現れることは実は少なくありません。

呼吸が浅くなる理由

では、なぜ呼吸は浅くなるのでしょうか。

理由はいくつかあります。

例えば、

・長時間のデスクワーク

・スマートフォンを見る姿勢

・ストレスや緊張

・体のバランスの崩れ

こうした要素が重なると、胸まわりや背中の動きが小さくなります。

すると呼吸も浅くなります。

そしてもう一つ、見落とされがちな原因があります。

それが 足元の安定 です。

足裏と呼吸はつながっている

一見すると、足裏と呼吸は関係がないように思えるかもしれません。

しかし体の仕組みとしては、しっかりつながっています。

足裏は、体のバランスを感じ取るセンサーの役割を持っています。

この感覚が弱くなると、体は無意識に不安定さを感じます。

すると体はどうするか。

バランスを保つために、筋肉を固めます。

特に体幹や肩、首の周囲が緊張しやすくなります。

そして体が緊張すると、呼吸も浅くなります。

つまり、

足裏の不安定

体の緊張

呼吸が浅くなる

このような流れが起こることがあります。

2月にお伝えした足裏の話は、実は呼吸ともつながっているのです。

呼吸が整うと体は変わる

呼吸がゆったりしてくると、体は自然にリラックスしやすくなります。

副交感神経が働きやすくなり、体は休む方向へ向かいます。

その結果、

・肩や首の力が抜けやすくなる

・体の疲れが回復しやすくなる

・集中力が続きやすくなる

といった変化が起こることもあります。

もちろん、呼吸だけですべてが解決するわけではありません。

ただ、呼吸は体の状態を整える大きな入口になります。

呼吸は体からも変わる

呼吸を整えようとすると、多くの人は「深呼吸をしよう」と考えます。

それも一つの方法ですが、実は体の状態が変わると呼吸は自然に変わることもあります。

例えば、

姿勢が変わる。

胸が広がる。

背骨の動きが良くなる。

そうすると、呼吸は無理をしなくても深くなっていきます。

呼吸をコントロールするというより、

呼吸がしやすい体を作るという考え方です。

整体でも、体の動きやバランスが変わると呼吸が楽になる方が多くいらっしゃいます。

体はつながっている。

そのことを実感する瞬間でもあります。

3月は「呼吸」をテーマに

今月は、この呼吸をテーマに体の仕組みを少しずつお伝えしていきます。

呼吸が浅い人の特徴。

呼吸と肩こりの関係。

横隔膜の動き。

そんな視点から、体が整うヒントを紹介していく予定です。

難しいトレーニングではなく、日常の中で気づけることが中心になります。

体は、ほんの小さなきっかけで変わることがあります。

もし最近、

・肩や首の力が抜けにくい

・疲れが取れにくい

・呼吸が浅い気がする

そんな感覚があれば、少し呼吸に意識を向けてみてください。

それだけでも体の感じ方が変わることがあります。

次回は、呼吸が浅い人に見られる体の特徴についてお話ししていきます。

体の仕組みを知ることは、体を整える第一歩になります。

焦らず、少しずつ。

体の感覚を取り戻していきましょう。

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