産後の骨盤矯正は週1回×10回が理想|回数と期間の根拠を徹底解説

産後の骨盤矯正は「週1×10回」が理想な理由

〜医学的根拠と身体の回復プロセスから解説〜

はじめに

「産後の骨盤矯正はどのくらい通えばいいですか?」

これは多くのママさんが抱く疑問です。

リハビリ整体サロンKOKOJIでは、週1回ペースで10回のプログラムを基本としています。

それは単なる経験則ではなく、産後の身体が回復していく仕組み(ホルモン・筋膜・神経)に基づいた根拠があります。

産後の身体は約3か月かけてリセットされる

出産によって骨盤は開き、靭帯や関節はホルモン「リラキシン」によってゆるみます。

このリラキシンの分泌は、産後35か月で徐々に落ち着くことがわかっています。

つまり、骨盤が自然に安定していくには**最低でも3か月(約10〜12週間)**必要。

この期間に合わせて「週1回ペース」で整えていくことで、身体が無理なく回復の流れに乗れます。

筋膜・骨格・神経の再教育に必要な時間

出産後の身体は、単に「骨盤が開いている」だけではなく、

筋肉・筋膜・神経のバランスも崩れています。

リハビリや神経科学の分野では、次のようなサイクルが示されています。

筋膜の再構築:23週間

神経筋の再教育:68週間

姿勢パターンの安定化:1012週間

つまり、身体が“新しい正しい動き”を覚えるには、10回前後の反復刺激が必要です。

(参考:Schleip R.Fascia – The Tensional Network of the Human Body2012Kandel ERPrinciples of Neural Science5th Ed.

1回ペースが最も効率的な理由

通院ペースにも「最適なリズム」があります。

2回以上:回復が追いつかず、刺激過多になることがある

2週に1回以下:効果が戻りやすく、再教育が進まない

1回ペースは、回復 刺激 定着のサイクルに合った理想的なリズム。

自宅でのセルフケアや日常動作の意識とも両立しやすく、結果的に効率よく改善が進みます。

10回プログラムの流れ

回数 内容 主な目的

13回目 骨盤・筋膜の評価と調整 骨格の歪み・筋膜のねじれを解消

46回目 骨盤底筋・体幹安定化 正しい姿勢と動作の再教育

79回目 自律神経・呼吸の調整 身体全体の連動とリズム回復

10回目 再評価・セルフケア指導 再発予防・自分で整える力を養う

この10回で、

「整える 支える 使える身体に戻す」までを一貫してサポートします。

10回終了後の理想的なフォロー

プログラム終了後は、月1回のメンテナンスケアがおすすめです。

育児やホルモン変化による小さな歪みを定期的にリセットすることで、長期的に安定した体を維持できます。

フランスの「ペリネケア」に学ぶ考え方

フランスでは「ペリネケア(Périnée Rééducation)」と呼ばれる、

国が医療として行う骨盤底筋の再教育プログラムがあります。

出産後68週で専門の理学療法士が介入し、

1012回のセッションで骨盤底筋と姿勢を再教育していきます。

この考え方は、KOKOJI10回プログラムと非常に近いものです。

「出産を終えた女性の身体を再び“自分のもの”に戻す」ことを目的としています。

まとめ

骨盤の安定には 3か月(1012週間) が必要

筋膜・神経・姿勢の再教育には 10回前後 の反復が必要

1回ペース×10 が、最も科学的かつ現実的な改善サイクル

🌿 KOKOJIの想い

「産後だから仕方ない」ではなく、

「産後こそ整えるチャンス」

リハビリ整体サロンKOKOJIでは、

ママたちが安心して自分の身体を取り戻す時間をつくれるよう、

医療的な根拠とやさしいケアの両面からサポートしています。

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